症状別施術例
出産予定日の2ヶ月前に病院の検診で「逆子」と診断され、当院にご来院いただいたO様の症例です。
一般的に、逆子の鍼灸治療では、足の小指にある「至陰(しいん)」というツボへのお灸が広く知られています。しかし、当院ではお灸ではなく、「提鍼(ていしん)」と呼ばれる“刺さない鍼”を用いて施術を行います。
施術では、ツボの中でも一番反応が出ているところに提鍼を優しくあて、もう一方の手で妊婦様のお腹を丁寧に触診していきます。鍼をあてる角度を微妙に調整していくと、あるところでお腹の赤ちゃんがムニョムニョと動き出します。 この確かな反応をしっかりと確認できた段階で、鍼を離します。
O様の場合、胎児がだいぶ大きくなってからの治療スタートとなりましたが、しっかりと効果が現れました。
施術を重ねた結果、1回目の検診でまず「横向き(横位)」になり、続く2回目の検診の際には、無事に「正常な体位(頭位)」に落ち着いていることが確認できました。
下半身や足元が冷えると、お腹が張りやすくなり、逆子の原因にもつながりやすくなります。特に夏場はエアコン(冷房)による冷えに注意が必要です。レッグウォーマーを着用したり、しっかり湯船に浸かったりして、お腹と下半身を温かく保つよう心がけましょう。