症状別施術例
【初診日】
2015年9月12日
【主訴及び状況】
3年ほど前に車で停止中に後方から追突されてから、右腰の痛み・左下腿前部の痺れ・全身の倦怠感が出るようになった。
右腰の痛み:朝すぐに起き上がれないので10分ぐらいストレッチをしてかゆっくり動き出すようにしている。
特に冬がつらくカイロを張っていないと痛くて着替えやお手洗いも苦労する。
前にかがむ動作をするとバキッと折れ曲がりそうな感覚になる。
左下腿痺れ:日によって程度の波はあるが常に正座した後のような痺れがある。
【治療および経過】
背部の筋肉を診ると明らかに左右差があり右が盛り上がっている。
逆に左の仙腸関節付近は陥凹して虚の反応が強い。
この左右差が戻るような経穴を選び選穴していく。
- 初診~7診:
- 朝がだいぶ楽になり、ストレッチをしなくても体を起こせるようになった。
痺れの程度も軽くなり痛みが出るまではいかなくなった。
- 8診~16診:
- 前にかがめるようになったことで大好きな園芸を再開できるようになった。
腰に重さは残るものの痛むことはほとんどなくなっている。
痺れは下腿前部全体にあったものが、足首あたりに少し残る程度まで回復している。
- 17診~21診:
- 交通事故を起こしてからは外出するといっても近所のスーパーに行くぐらいだったが、半日程度ならいろんなところに出かけて歩いても平気になってきた。しかし、たくさん歩いた後は腰に重だるさが残る。
現在もあと少し残っている症状をとるために来院されています。