症状別施術例
◎ご来院時の状態
約3年前、高速道路を運転中に突然、手から上半身にかけて血の気が引くような感覚が現れました。
その後、呼吸が浅くなり、頭がふわふわするような感覚が強くなったため、車を停めて休憩されました。
約10分ほど安静にすると症状は落ち着いたため帰宅されましたが、翌日から胸に何かが詰まったような圧迫感が続くようになり、突然強い不安感に襲われる症状が現れるようになりました。
医療機関では逆流性食道炎と診断され、薬による治療を受けられましたが症状は改善せず、その後は他院で約1年半にわたり鍼灸施術を継続されました。しかし、大きな変化はみられず、漢方薬に切り替えたところ不安感はやや軽減したものの、胸の圧迫感は残ったままでした。
改善を希望され、当院へ来院されました。
◎当院での見立て
東洋医学的な診察では、胸部の気の巡りが滞るとともに、消化器の働きの低下や便通の乱れが全身のバランスに影響している状態と考えました。
そのため、胸部の緊張を和らげるだけでなく、消化器の働きを整え、全身の巡りを改善することを目的に施術を行いました。
◎施術内容
胸部や腹部の状態を整える施術に加え、全身の気血の巡りを改善する鍼灸施術を継続しました。
また、施術効果を高めるため、食生活についてもアドバイスを行い、ご本人にも無理のない範囲で継続して取り組んでいただきました。
◎経過
週2回の施術を継続する中で便通が徐々に整い、それに伴って胸の圧迫感や不安感にも変化がみられるようになりました。
体調には波がありましたが、施術と生活習慣の見直しを続けた結果、約6か月後には不安感はほとんど気にならなくなり、遠方への外出も安心してできるようになりました。
現在は、食生活の乱れや疲労が重なると軽い胸の違和感が現れることがあるため、体調維持と再発予防を目的として定期的にメンテナンス施術を継続されています。
※本症例は一例であり、症状や改善経過には個人差があります。動悸や胸の圧迫感、不安感などの症状がある場合は、医療機関での診断・治療を受けたうえで、必要に応じて鍼灸施術を併用しています。