症状別施術例
◎ご来院時の状態
社会人になってから仕事や生活上のストレスが増え、それをきっかけに全身、とくに顔を中心としてアトピー性皮膚炎の症状が悪化しました。
長年ステロイド外用薬を使用して症状をコントロールされていましたが、徐々に悪化を繰り返すようになり、身体全体の状態を整えたいとの希望で来院されました。
初診時は、全身の皮膚が赤黒く変色し、厚く硬くなっている状態で、強いかゆみや炎症もみられました。
施術開始にあたり、改善には時間を要することや、施術の経過中には一時的に症状の変化や体調の変化がみられる場合があることをご説明し、ご理解いただいたうえで施術を開始しました。
◎当院での見立て
東洋医学的な診察では、長期間にわたる炎症によって身体に熱がこもり、皮膚の潤い(津液)が不足している状態と考えました。
そのため、熱を鎮めながら皮膚を潤し、全身の気血の巡りを整えることを目的に施術を行いました。
◎施術内容・経過
初診~18回目
皮膚を潤すことを目的とした施術を行いながら、東洋医学的な考えに基づき熱の偏りを整える施術を継続しました。
施術期間中には体調や皮膚症状に一時的な変化がみられましたが、その都度お身体の状態を確認しながら施術を進めました。
19~74回目
最も症状が強かった首から上の皮膚は、徐々に変化が現れました。
経過の途中では頭皮に炎症や膿を伴う症状が現れ、一時的に脱毛がみられる時期もありました。不安の大きい時期でしたが、皮膚の状態を丁寧に確認しながら施術を継続し、生活面のアドバイスも併せて行いました。
75回目以降
全身の皮膚の色調や厚みは初診時と比べて大きく改善し、炎症も落ち着いてきました。
現在は頭皮の状態や一部に残る皮膚症状の改善を目的として、定期的なメンテナンス施術を継続されています。
◎経過
長期間にわたる施術と生活習慣の見直しにより、全身の皮膚状態は徐々に改善し、日常生活も以前より快適に過ごせるようになりました。
現在も再発予防と皮膚の状態を維持するため、定期的な施術を継続しています。
※本症例は一例であり、症状や改善経過には個人差があります。アトピー性皮膚炎は医療機関での治療が基本となる疾患です。当院では、医師の治療を受けながら、東洋医学的な視点から身体全体のバランスを整え、症状の改善や生活の質の向上を目的とした施術を行っています。