症状別施術例
【クループ症候群とは】
クループ症候群は、主に乳幼児にみられる急性の喉の炎症で、犬やオットセイの鳴き声のような特徴的な咳や、ゼーゼー・ヒューヒューという喘鳴(ぜんめい)を伴うことが多い疾患です。
【来院時の症状】
運動後、汗をかいたまま過ごしたことで体が冷えてしまったとのことでした。
翌朝から咳が止まらなくなり、時間の経過とともに症状は悪化し、吐きそうになるほど強い咳と喘鳴が続くようになりました。
【治療内容】
東洋医学的な診察では、おへその周囲の深部に冷えの反応がみられ、体を温める力が低下している状態と考えました。
初回から2回目までは、皮膚に刺さない**提鍼(ていしん)**による施術を行いましたが、大きな変化はみられませんでした。
そこで3回目の治療からは、棒灸を用いておへその周囲と上背部をじっくり温め、体を内側から整える施術へ切り替えました。
【治療経過】
その夜から透明で粘り気のある痰や鼻水が多く出るようになり、東洋医学的には体内に停滞していたものが排出される反応と考えられました。
その後は咳や喘鳴が徐々に軽減し、症状は改善しました。
現在は再発もなく、元気に日常生活を送られています。
※東洋医学に基づいた考え方・治療経過であり、効果には個人差があります。また、クループ症候群では呼吸状態が急激に悪化する場合もあるため、高熱や呼吸困難などの症状がある際は、速やかに医療機関を受診してください。